レイアウト見本とは、PDFや見本画像(キャプチャー画像、画像書き出し)など、印刷用データの内容を確認し照らし合わせるための資料のことです。
この資料は、印刷用データをチェックする際に、「お客様のパソコン画面で表示されている状態」と「弊社で表示している状態」が異なっていないかを確認する為に使用します。
印刷用データは、OSやソフトウェアのバージョン、その他環境の違いで、レイアウト崩れなどの不具合が発生する場合があります。しかし、印刷用データのみでは、弊社でのデータチェック時に、お客様の意図する表示になっているかどうかを確認する手段がありません。
意図しないレイアウトやフォントの変換を防止するために、ご入稿時には必ずレイアウト見本を一緒にご送付下さいますよう、お願い致します。
メディア入稿(郵送でのご入稿)の場合、プリンタ出力した紙見本をレイアウト見本として同送いただく事も可能です。
キャプチャー画像の説明と、作り方
(Windows/Windows(7以降)/Macintosh)
レイアウト見本として使用できるファイル形式
PDF (ピーディーエフ) / JPEG (ジェイペグ) / PNG (ピング) / TIFF (ティフ) / BMP (ビットマップ)
適切な方法で書き出しをしたPDFや、レイヤーを完全に統合したフォトショップデータは、レイアウト見本と印刷データを兼用することができます。
その他、印刷に適した画質と解像度を持つ一枚画像も、それだけでご入稿いただけます。
PDFは、フォントが埋め込みできているかご確認ください。
フォントの埋め込みがよくわからない場合には、表示画面をキャプチャーした画像をレイアウト見本にしていただく方が安全です(PDFは他の画像形式と違い、保存の仕方によっては、他のパソコンで開いた時にレイアウト崩れやフォントの変化が発生する事があるためです)。
レイアウト見本を作る時の注意点
見えない部分が無いようにしてください
一部分だけの見本では、見本に無い部分の内容を照らし合わせる事ができません。ページものの場合、全てのページの見本が必要です。
レイアウト見本は、複数ファイルになっても構いません。
たとえば「画面をキャプチャーしたいが、文字を確認できるサイズにすると全体が一つの画面に入りきらない」等という場合、「1枚目:上部、2枚目:中央、3枚目:下部」などという具合に、3つに分割された見本画像を作っていただいて大丈夫です。
フォントが確認できる程度の大きさや画質で作成してください
どうしても無理ならば文字部分が潰れていても結構ですが、フォントのチェックはできません。
また、レイアウト見本がサムネイル状に小さかったり、画質が余りに低いと、文字の隠れやレイアウト崩れなどを確認できない可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
作ったレイアウト見本の内容を、入稿前に確認してください
「印刷用データをそのまま書き出したのだから大丈夫」とは思わず、出力した画像ファイルやPDFに必ず目を通してください(意外に、透明効果がおかしくなっていたり、文字が隠れてしまっていたりします)。
画面上では見落としやすいので、印刷して指さし確認する事をお勧めいたします。