仕上がり寸法と塗り足し
印刷用のデータを作成する際には、「仕上がり寸法(最終的な印刷物のできあがりサイズ)」と「塗り足しを含んだ必要寸法」の違いを把握する必要があります。
フチ無し印刷のために必要な「塗り足し」
印刷物は、印刷した後トンボに従って仕上がりサイズに断裁します。
印刷や断裁を行う際に、どうしても多少の位置ズレは免れません。そのため、仕上がりサイズ丁度で印刷を行うと、例えば少し右にズレれば、左側に「印刷されていない部分」が現れてしまいます。
そういった、意図しない無印刷部分が出来ないように作るのが塗り足しと呼ばれるものです。塗り足しとは「切り落としても構わない、絵柄や背景のハミ出し部分」なのです。
塗り足しは天地左右に3mmずつ作成してください。デザインが必要な寸法は結果的に、仕上がり寸法より縦6mm横6mm分だけ大きくなります。
- 文字や写真は余裕をもって配置しましょう
- うまく「フチなし」にならない塗り足しの例
- トンボ(トリムマーク)の作り方
- トンボや塗り足しが作れない場合