CMYKカラーとは、「■ シアン(濃いめの水色)」「■ マゼンタ(牡丹色系の濃いピンク)」「■ イエロー」「■ ブラック」の、4色のインキ(プロセスカラーインキ)を用いて表現可能な色範囲を表しています。
つまり、通常のカラー印刷の色のことです。
モニタの表示色やデジタルカメラなどで取り込んだ画像データはRGBカラーでできていますが、RGBカラーの三原色「■ レッド」「■ グリーン」「■ ブルー」をCMYKカラーで再現する事はできません。
実際にインキを使ってカラー印刷するためには、CMYKカラーに変換しなければなりません。
よくあるご質問
Q:RGBカラーのまま印刷できますか?
A:できません。RGBカラーでのご入稿はできますが、印刷の為にCMYKカラーに変換させていただきます。
Q:4色印刷って何ですか?
A:フルカラー印刷のことです。CMYK、4種類のインキで印刷するので、こう表現されます。
RGBカラーとCMYKカラーの範囲
RGBカラーをCMYKカラーに変換する際、表現できる色の範囲がRGBカラーよりもCMYKカラーの方が狭いため、色味がくすんだ色になってしまう場合があります。
可能な限り、あらかじめお客様の方でモードをCMYKカラーにしてご確認くださるようにお願いいたします。
RGBからCMYKへの変換例
オフィス系のソフト(ワード、エクセル、パワーポイントなど)はCMYKカラーモードを扱うことができませんので、入稿データは必ずRGBカラーになります。
また、フォトショップも、バージョンによってはCMYKカラーモードを扱うことができません。
RGBカラーでご入稿いただいたデータは弊社でCMYKカラーに変換させていただきますが、図のような変化があります。
比較図をご覧いただくとおわかりでしょうが、特に蛍光色系の変化が大きいので、蛍光系の色はなるべく避けてデータを作成した方が良いと思います。
たとえば、RGBカラーで作った画像内の、彩度の高いオレンジ系の肌色などは、退色するかもしれません。
RGBカラー内で表現するCMYKカラー
CMYKカラーの中で最も鮮やかな色は、インキそのものの色となるシアン・マゼンタ・イエロー各100%となります。
下記はCMYKカラーをRGBカラーで表現したものですが、完全な変換を保証するものではありません。お使いのソフトウェアから書き出す時の変化も考えられますので、「くすみにくい色」という参考程度にご覧ください。
CMYKカラー | RGBカラー | |
---|---|---|
■ シアン100% | R0 – G159 – B230 | #009EE5 |
■ マゼンタ100% | R194 – G0 – B123 | #C2007B |
■ イエロー100% | R255 – G240 – B0 | #FEF000 |
RGBカラーしか扱えないソフトウェアでは、「フルカラー」か「モノクロ」のデータのみ作れる、と考えてください。
特色での1色印刷は、モノクロでデータを作成してください。
2版の印刷用データは作れません。